プロスポーツを支える存在としてスポンサーがあります。特に日本ではサッカーと野球がメジャースポーツとして人気があるので、そこへ広告に出したいと考える企業も少なくありません。ところが、Jリーグのクラブ名には野球と違って企業名が入っていません。その代わりにユニフォームやスタジアムの看板に広告を出して、企業の知名度を上げる代わりに然るべき広告料を支払う仕組みとなっています。
サッカーではどこにボールが飛んでいくか予想が難しく、どこに看板を設置すればテレビによく映るのか判断しづらくなっています。とはいうものの、やはり、ゴールの前に看板を出せばシュートシーンなどで映りやすく、リプレイなどでは取り上げられやすくなっています。テレビ中継されることの少ないクラブにおいてはスポンサーが付きにくいことが大きな悩みともなっています。
そこでヴァンフォーレ甲府というクラブではスタジアム内にたくさんの看板を設置することで、1つ当たりのスポンサー料を下げることに成功しました。その結果、想定以上の数のスポンサーが付くことになり、海外のビッグクラブに匹敵するほどの数のスポンサーを獲得できています。これは新たなモデルケースとして注目が集まっています。